センリョウの魅力
センリョウ(千両)は、赤や橙色の
艶やかな実が特徴の植物で、
日本では縁起物として知られています。
特にお正月や季節の行事に使われることが多く、
その華やかな姿は食卓やインテリアにぴったりです。
センリョウの花言葉に
「富」、「利益」、「祝福」、「繁栄」
「恵まれた才能」「可憐」など
があります。
この植物を日常に取り入れることで、
日々の暮らしに豊かさと彩りを添えることができます。
例えば、センリョウをシンプルな花瓶に活けて
食卓に飾るだけで、
心地よい自然のアクセントを加えることができます。
センリョウを食卓に飾るアイデア
- 単品で飾る:
センリョウの鮮やかな色を活かし、
花瓶に生けるだけで洗練された雰囲気を作れます。
- 他の植物と組み合わせる:
松や南天など季節感のある植物と組み合わせることで、
和風モダンなアレンジが楽しめます。
- テーブルランナーとして:
センリョウの枝をそのままテーブルの中央に置き、
ナチュラルなテーブルランナーとして活用するのもおすすめです。
センリョウは、ほとんどが赤い実をつけますが
黄色、橙色(オレンジ色)もあります。
市販では、「キミセンリョウ」という
名で販売されています。
センリョウの育て方
センリョウは比較的育てやすい植物で、
庭や鉢植えで楽しむことができます。
- 育てる環境
半日陰や日陰の環境を好みます。
直射日光は避けて、適度に明るい場所を選びましょう。
温暖な地方の植物で寒さに弱いので、
地植えは、関東以南が良いです。
それ以外では鉢植えで育てて冬は室内で。 - 土壌
鉢植えの場合は、赤玉土3:腐葉土1を
混ぜた土にします。 - 水やり
地植えの場合は特に手間がかかりませんが、
鉢植えの場合は土の表面が乾いたら
たっぷりあげてください。 - 楽しむことがお手入れ
実がなっている枝を切り、花器にさして
観賞用に楽しみ、実のついていない枝を
育てる感覚でOKです。+αとして3年以上たった古い枝や細い枝には、
実がつかないので、3月に地際から剪定します。 - 実をつけるポイント
センリョウは雌雄異株(しゆういしゅ)なので、
実をつけるには雄株と雌株を近くに植える必要があります。
センリョウとマンリョウの違い
日本では、センリョウとともに「縁起物」として
親しまれるマンリョウ(万両)という植物があります。
この2つは見た目も用途も似ているため
混同されることがありますが、
いくつかのポイントで違いがあります。
- 実の付き方
- センリョウ:
ー茎の先端の対生する2枚の葉の間に
まとまって実をつけるのが特徴です。
食卓などに飾る際、その見た目が華やかさを引き立てます。
ー葉は、長楕円形でふちにギザギザがあります。 - マンリョウ:(上部写真)
葉の下側に実をつけるため、
少し控えめな印象になります。
飾る際には少し工夫が必要です。
- センリョウ:
- 葉の形と質感
- センリョウ:
葉は光沢があり、先端が少しとがっています。
全体的にスッキリとした印象です。 - マンリョウ:
センリョウに比べて葉はやや丸みがあり、
柔らかい印象です。
- センリョウ:
- 育成環境
- センリョウ:
半日陰や日陰を好みますが、
多少の明るさにも耐えられる比較的丈夫な植物です。 - マンリョウ:
より日陰を好む性質があり、
シェードガーデンや林の中でもよく育ちます。
- センリョウ:
- 縁起物としての位置付け
- センリョウは「千両」、マンリョウは「万両」とされ、
名前からもわかるようにどちらも縁起の良い
植物として親しまれています。ただし、万両の方が「格上」とされることもあり、
地域や用途によって選ばれる場面が異なります。
- センリョウは「千両」、マンリョウは「万両」とされ、
センリョウとマンリョウの違いを活かして
センリョウの華やかさを食卓やインテリアに活用する一方、
マンリョウは落ち着いた和の雰囲気を楽しむのに最適です。
どちらも育てやすく、それぞれ異なる魅力を持つ植物なので、
用途やお好みに合わせて取り入れるのがおすすめです。
【花言葉のニュアンスの違い】
センリョウ:
「富」、「財産」、「祝福」、「恵まれた才能」
マンリョウ:
「寿ぎ(ことほぎ)」、「慶祝」、「徳のある人(陰徳)」
日常に植物の彩りを
まずは、お気に入りの花器を見つけて
この冬、1枝をさしてみませんか?
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