はじめに:noteから届いた、小さな芽
先日、noteにて
『選ぶという、静かな革命』というタイトルで、
代表・末吉真由美の個人的な気づきを
綴らせていただきました。
このブログでは、そこからもう少し
社会的な視点に広げて、
“ボタニカルライフプランナー”として
私たちが何を選び、
何を伝えていけるのかを
見つめてみたいと思います。
ルワンダに学ぶ、“手放す勇気”
ドキュメンタリー
『プラスチックごみ 日本のリサイクルの幻想』
を観て、特に心に残ったのが、
アフリカ・ルワンダのレジ袋禁止の取り組みでした。
2008年、世界に先駆けて
レジ袋の製造・輸入・使用を全面的に禁止。
それは、大量のプラスチックごみによって
水路がふさがれ、人々の暮らしと自然が
深刻な影響を受けていたからです。
“便利”を一度手放し、
“自然とともにある暮らし”を再選択した国。
その姿勢は、まさに
「選ぶという、静かな革命」でした。
日本のリサイクルが抱える“幻想”
映画では、日本における
リサイクルの現状も
丁寧に描かれていました。
リサイクルしているから大丈夫
と思っていたその仕組みの多くが、
実は
“焼却”=サーマルリサイクル
によるものであり、
大量の二酸化炭素が
排出されているという事実。
また、製造企業は回収の責任を担わず、
人件費や分別の手間は、
自治体や地域住民に委ねられています。
こうした構造は、資源の循環ではなく、
“便利さの後始末を誰がするか”
という負担の循環に見えました。
植物のように「還る」を選ぶ
ボタニカルライフプランナー協会では、
植物とともに生きる暮らしを、
五感と行動の両面から学び合っています。
植物たちは、使い捨てません。
燃やさず、還ります。
自ら育ち、やがて土に戻っていきます。
私たちの暮らしも、そうであれたら——。
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石けんを手作りする
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ハーブを布や紙で包む
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プラスチックの代わりに自然素材を選ぶ
-
使い終えたものを、土に返す手段を考える
そうした
日常の小さな選び
こそが、
次の時代の「豊かさ」を
かたちづくっていくのではないでしょうか。
選ぶ暮らしの実践を、植物とともに
「QOLを高める」とは、
単に快適になることではなく、
“何を選び、何を手放すか”を
自分自身で考えられること。
植物と暮らすことで育まれるその力を、
私たちは“選ぶ暮らしの文化”として
伝えていきたいと思っています。
ぜひ、noteの記事とあわせて、
皆さんそれぞれの“選び”を
見つめ直す時間にしていただけたらうれしいです。