育てながら、育てられて──ホップの物語から

ホップオンラインサロン

のびたいのは、だれ?

「ホップって、横や縦に伸びて
緑のカーテンになるイメージでした。」

まさにグリーンカーテンになると
思っていたホップ。

だから、ネットを張って、
蔓が横に広がるように
誘引してみたのだけれど──

ホップの気持ちは、
そっちじゃなかったようです。

するすると、まっすぐ。
空へ、光の方へ。

まるで迷いのないような、その姿に
「わたし、上にのびたいの」って
言っているよう。

“キュートなホップ”から始まったこと

ボタニカルライフプランナー協会では、
「キュートなホップから
はじめるプチシェード」という名前で、

17名のメンバーとともに、
ホップ栽培のプロジェクトをスタートさせました。

グリーンカーテンを作ろう!という目的で、
ゴーヤやアサガオではなく、

リースにもハーブティーにも、
クラフトにも使えそうと
ホップを選んで、春から育てています。

はじめてのホップ。
オンラインでの育成シェアや
勉強会も開きながら、交流を重ねています。

そんな中、姫路在住で、
Harima green Laboに参加し、

ホップを育てて7年という
田中真樹さん(石鹸教室Maururu主宰)を
サロンゲストに迎え
お話をうかがいました。

その方の言葉に、
ふっと胸がつかえたのです。

わたしたち、
ホップの「気持ち」を、
聴けていただろうか?

育てるって、聴くことなんだ

わたしたちが描いていたのは、
風にそよぐ、やさしい日陰。

けれど、ホップは
上へ、上へと向かっていたのです。

支柱を横に渡して、ネットで広げてみても、
ホップの蔓は、するすると真上へ。

そのたびにくるっと巻きついて、
わたしたちの期待とは違う方向へ。

……でも、
それが、“その子のちから”
だったのかもしれません。

思い通りじゃない。
でも、それが本当の「のびたい」なら──

わたしたちは、
それを応援できる手でありたい。

そう思ったのです。

“育てたいカタチ”と、“育ちたい気持ち”

植物の「育ちたい方向」と、
人の「育てたいカタチ」。

このふたつがすれ違ったとき、
育てることは、押しつけにも
なってしまうのかもしれません。

でも、植物はそっと教えてくれる。

「ちがうよ、こっちが気持ちいいんだよ」と。

そうやって、植物の“ほんとう”を聴くことは──
自分のなかの、“のびたい気持ち”に
気づくことでもあるかもしれません。

ホップとわたし。くらしとこころ。

まっすぐ空に向かうホップの蔓を見ていたら、
いつの間にか、わたし自身の内側にある
「のびたい方向」も、そっとゆるんできたのです。

暮らしの中の“からまり”が
ほどけていくような、
そんな感覚でした。

植物のちからって、
暮らしに、こころに、
やさしく届いているんですね。


ボタニカルライフプランナー協会より

ボタニカルライフプランナー協会では、
植物と人の「育ち合い」をテーマに、
資格講座や季節のワークショップなどを行っています。

🌿 暮らしに植物を取り入れてみたい
🌿 自分の「好き」から、
誰かの笑顔につながる道を見つけたい
🌿 植物のチカラを、未来の暮らしに活かしたい

そんな想いをもった方と
出会えることを、楽しみにしています。

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そんな日々を、一緒に育てていきませんか?