錦秋の季節にりんごのお茶を — ボタニカルライフプランナー協会|10月24日イベント開催レポート1

ハーブティー錦秋

ボタニカルライフプランナー協会では、
「植物を生活に取り入れて楽しめる社会」、
そして
「植物がある暮らしを、次世代に継承できる社会」
――このふたつの願いを理念として掲げています。

その想いをかたちにしていくために、
私たちは3つの柱を大切にしています。

育てる。摂る。創る。

その中でも 「摂る」+「創る」 に光をあてた
“食”のカテゴリーで

野菜ソムリエプロの根本早苗先生から
「野菜の冷凍術」を学ぶイベントを開催しました。

この日、皆さまにふるまわせていただいた
季節のお茶のご紹介から。


ボタニカルライフプランナージュニア
山元りかさんが
「錦秋(きんしゅう)」の季節をイメージして
ブレンドしてくれた、特製ハーブティー。

“錦秋”とは、紅葉が織物のように
美しく色づく頃――

そんな深まりゆく秋の気配を
まとったこのお茶には、

真っ赤に染まった季節のりんごの皮と、
ルイボスティーや数種のハーブが
まろやかに調和しています。

テーブルには、ワインなども並んでいて、
最初にアルコールを手に取られる方も
いらっしゃいました。

けれど、あたたかいお茶のそばには、
自然とやわらかな輪ができていて…

その場に集った人たちの間に、
そっと“間(ま)”を
つくってくれていたようでした。

香り、味わい、ぬくもり。
そのすべてが植物からの贈りものであることを、
思い出させてくれるような、
一杯でした。

ハーブティー


今回のブレンドには、
こんな植物の力が含まれています。

・アネトール(リラックスと甘い香り)
・抗酸化成分(体をいたわり、内側から整える)
・女性ホルモンのバランスを調える作用
・胃腸をやさしくサポートするハーブたちも

ルイボス、りんご、オレンジピール、
カモミール・ジャーマン、ローズマリー、
スターアニス(八角)

3袋に分かれたティーブレンドは、
ポットに入れてゆっくり抽出。

その香りの変化を五感で味わうのも、
このお茶の楽しみ方のひとつです。

ティーポット

山元さんからのメッセージ

イベントにお出しする「季節のお茶」の
お話をいただいたのは、
9月の2週目で、まだまだ残暑が
厳しいころでしたが

今週は、”錦秋”という季語らしい
ひんやりとした空気感に
なってまいりました。

錦秋とは、織物のように美しく
紅葉している意味を持つそうです。

ひんやりとした外出先から
暖かい家に戻ってホッと一息入れる際に
ほんのり甘い香りと味のお茶を一杯。

そのようなイメージで
真っ赤に染まった
季節のりんごを詰め込みました。

 ハーブティーでがらしバスタイム

🌙追伸──お茶のでがらしの使いみち

そしてその日の夜。

淹れ終えたあとのでがらしの茶葉を、
お風呂に移しました。

湯気の中でひらいていく、りんごの皮の香り。
ハーブたちがもう一度、
からだを包みこむように寄り添ってくれて――


イベントの余韻が、夜の時間まで
静かに続いていたように思います。

最後の最後まで、
味わわせていただいたお茶。

これから数回にわたり、
イベントの様子を少しずつ綴ってまいります。

どうぞ、続きもお楽しみに。